高校3年で数学Ⅲを習い始めるのは遅すぎる!数学Ⅲは必ず先取りをするべき

数学勉強法

こんにちは。現役塾講師のしんのすけです。

数学Ⅲってほとんどの公立高校では2年の最後のほうに習い始めたり、習うのが遅い学校では高校3年になってから・・・なんてことありませんか?

数学Ⅲは高2で終わらせるべき

数学Ⅲの内容は他のⅠAⅡBと明らかに異なる点があります。

それは計算のレベルです。

今まで三角関数、指数対数、微分、積分など、単元別に習っていたものがすべて融合されます。

そのため、数Ⅱの計算は瞬間的に解けるように訓練されている必要があります。

それに、数学Ⅲの極限や積分の計算問題に関しては、単に計算という感覚では処理しきれないものもたくさんあります。

最近、YOUTUBEなどで数学Ⅲの積分の考え方を2時間くらいの動画にまとめてあるものをよく目にしますが、、。

考えてみてください。

まとめても、計算問題だけで2時間ですよ?

これが、瞬間的に使えるようになるにはかなりの練習量が必要になるのは明らかです。

それなのに、大体の高校ではⅡBの教科書の進み具合と同じスピードでどんどん内容が進んでいくわけですから、基本的には瞬間的に暗記するだけになってしまい、入試で使うまでには会得できません。

ですので、遅くても高校2年までには数学Ⅲを習い終えて、残りの1年でそれを使いまくって慣れていく必要があります。

どうやって数学Ⅲを勉強すればいい

数学Ⅲでは練習量が多く必要です。

小学校でよく宿題でやっていた「ドリル」のようなものを頑張ってこなしていく時間が取れればのちの入試問題にすごく役に立ちます。

数学ⅡBまでは「計算ドリル」なんてやらなくても、ある程度の計算力がある人ならできてしまいます。

しかし、かなり計算力がある人でも数学Ⅲの計算となると話が違ってきます。(これは経験上ですが。)

ですので、本屋さんに売ってある数学Ⅲの計算練習のできる問題集を1冊購入して周回するのがいいと思います。

余談ですが、高校の授業ではもちろん計算練習の時間なんてそんなに取れませんから、自分でやるしかありません。

数学Ⅲを2次試験で使うなら先取学習していないと戦力外

先に書いたように数学Ⅲには膨大な演習量が必要になるので、入試で使うのであれば、先取学習をお勧めしたい。

都会の高校生では中学の間に数学Ⅲの勉強を終えているということもよくあります。

その人たちと同じ入試問題で競い合うわけですから、遅くても高2が限界です。

人によっては、先取学習なんてどうやるの?

て、思う人がいるかもしれませんが、今の時代はネットさえつながれば勉強の手段はいくらでもあります。

YOUTUBEの動画だけで数検の大学レベルまで到達している小学生がいるような時代です。

先取りを推奨する塾に通うのも一つの手段です。

自分に合った方法で先取り学習を始めましょう。

おすすめの先取学習の方法

一番のおすすめは、やはり塾通いです。

時間に余裕がある人は塾に通うのをお勧めします。

メリットはやはり、困ったときに質問できるということです。

数学においては独学が危険な場合もあります。ある程度の数学力がある人なら独学でも構いませんが、間違った解釈で学習していたり、なんとなく暗記しただけで理解できていなかったりと、「独学」にはデメリットも多くあります。

次にお勧めなのは、映像授業。

映像授業ならば「独学」に近い感じもありますが、自分で教材を解読して学習するのとは違って、より正確に内容を理解できます。

メリットはやはり費用面でしょうか。最近はオンラインのコンテンツでかなりのレベルまで学習ができるようになっているのでお勧めです。

最後は、独学用の参考書を購入することです。

独学用の参考書はやさしい解説になっていて、初学者でも十分できるものもありますので、本屋で軽く中身をチェックしたのち購入すればよいかと思います。

ただ、それでもわからないものがある場合は、学校の先生に質問したりして頑張って先取り学習を進めましょう。

目標は、「遅くとも高3になるまでに数学の内容を一通り終わらせること」です。

特に、まだ高校1年生の人は今から先取学習をスタートしても十分間に合いますので、頑張っていきましょう。

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