現役塾講師がライブ授業と映像授業について比較してみる

勉強いろいろ

こんにちは
現役塾講師のしんのすけです

今日は映像授業とライブ授業のメリットデメリットを比較していきたいと思います

映像授業とライブ授業のメリットデメリット

映像授業のメリット・デメリット

映像授業のメリット

  • カリスマ性の高い人気講師の授業が自宅や近くの塾で受講可能。
  • 自分のペースで進められる(特に先取学習にはすごくよい)。
  • 映像授業は現代中学生・高校生にはとっても学びやすい。
  • 全教科まんべんなく勉強可能。

今の時代、ネット環境さえ整っていれば人気塾講師の授業が受講できたりします。
なので、勉強する気になれば、どこでだって有名講師の授業が受講できるっていうことです。
特に人気の高い講師の授業を受講するとモチベーションの維持にもつながるのでお勧めです。

また、自分のスケジュールに合わせて受講ができ、受講中も自分の好きなタイミングで、一時停止や巻き戻しなどができ、メモを取る時間などが確保しやすいです。
講師によってゆっくり話したり、速く話したりしますが、話すスピードをある程度調整できるものがほとんどなので、遅い場合は1.5倍速などして、自分のペースで進められます。

特に、最大のメリットは先取学習です。映像を使うので、理解しうるなら中学生で高校内容を修了させたりすることも可能になります。先取り学習で導入をサラッと終わらせて、あとの時間を問題演習に充てるとすごく効率よく勉強できます。

それに、今の中学生・高校生ってyoutubeってほとんどの人が見ますよね。それゆえに映像から知識を吸収するということに慣れているんです。なので、その知識が大学受験合格のための知識にかわるだけです。

あと、国公立を目指したりする人にとっては大切な、「全教科を勉強」することができることは、かなりのメリットではないでしょうか。なかなか全教科を教えてくれる塾はありませんよね。映像授業ならそれが可能なんです。映像授業の種類によっては、最近の推薦入試に特化した小論文の書き方講座などがあったりと、かなりのジャンルのものがあります。

映像授業のデメリット

  • 質問をしたいときにできにくい(←これに関しては・・・)。
  • モチベーションの管理が自分では難しい。

なんといっても、「質問をしたいときにできない」というのがデメリットとして挙げやすいのではないでしょうか。実際に、私の塾では映像授業を導入していまして、「質問ができないので続きません」ってことを言われることがあります。

しかし、映像授業は本来、自分のレベルにあったものをチョイスし受講することができるため、レベルを落としてサクサク進めるようにするべきなんです。どうしても気になるところは、メモしといて、先生に聞きに行けばいいんです。

学校の授業中にポンポン手を挙げて質問する人でもないでしょうに。

↑このように、自分ではモチベーションの管理が難しいため、「質問ができないので続きません」を理由にやらなくなってしまう人が多いんですよね。

なので、解決方法は一つ。「映像授業を見る習慣がつくまでは、誰かに管理してもらう」です。

塾で導入されている場合は管理されているとは思いますが、

各自でオンライン授業の申し込みをした場合の管理は基本自己管理になります。なので、映像授業を始めたばかりのうちは、保護者の方にちゃんと受講カレンダーのようなものを管理してもらうべきです。

ライブ授業のメリット・デメリット

ライブ授業のメリット

  • 少人数クラスの塾に入塾すれば質問をしやすい。
  • 授業中や授業後に質問可能。
  • 仲間と一緒に勉強ができ、モチベーションが維持されやすい。

少人数編成の塾をお勧めするわけではありませんが、塾講師が全体を確実に把握できる人数には限りがあります。学校でよくある大人数授業では全員把握するのは基本的には困難だと考えます。
せいぜい10人くらいが限度かと。
しっかりと、自分のことを気にしてほしい(授業中に質問したい)と考えて入塾するなら10人程度で編成されている塾を探して、入塾を検討してみればよいのではないかと思います。

また、授業後にちょっとした休憩時間をとる塾が多く、その間に生徒のちょっとした疑問を解決することが可能です。講師が授業中でないときを見計らって質問にいけたりもします。

あとは、なんといっても「仲間と一緒に勉強できる」のでモチベーションが維持されやすいことが一番のメリットであると考えます。一人で勉強するより、仲間と競い合ったり・教えあったりすることで勉強に対するモチベーションを上げることが期待できます

ライブ授業のデメリット

  • 塾によって授業の時間に決まりがある。
  • 講師によって当たりはずれはある。
  • 聞き逃すこともある。
  • 塾によって教科が限定される。

時間に縛りがあるのが最大のデメリットであると思います。

この時間にほかの習い事(部活)があるのに・・・なんてこともよくあります。習い事の時間が調整できない場合、受講したいライブ授業を諦めるしかなかったりします。

また、講師によって当たりはずれはあります。「声が小さい」「板書の文字が小さい」などなど。
「声が小さい」「板書の文字が小さい」くらいなら、前のほうに着席すればいいだけなので、どうにかなりますが、もし「性格が合わない」講師だったら、(同じレベルのクラスがあれば)クラス変更か、塾自体を変更しないといけないかもしれません。

あと、集中を切らすと、講師の説明を聞き逃すことがあります。特に、部活でクタクタになった状態の時の授業は眠ってしまうことがあるかもしれません。そういう人には、一時停止や巻き戻しができる映像授業が向いているかもしれません。

最後に、映像授業とは違ってライブ授業で全教科を勉強できる塾はかなり少ないです。なので、全教科勉強していっていう人も映像授業のほうがいいかもしれません。

まとめ

映像授業とライブ授業のメリット・デメリットについて紹介しました。
最近は映像授業がかなり安価で提供されるようになっているため、「ライブ授業」で問題演習、「映像授業」で導入講座を先取学習、のように両方をうまく使い分けてやることで、効率よく勉強できると思います。

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