今回、高校数学の教科書には載っているがあまり教えてもらえない確率分布について、どんなことを学ぶことができるのかサクッと話していこうと思います。
最後まで見てもらえると
「こんなことができるなら、ちょっと勉強してみようかな」
っていう気持ちになるかもしれません。(最後に独学できる参考書も紹介します)
はじめに
まずはじめに、この確率分布という単元は、理系の方はもちろんのこと、文系の方にも是非勉強していただきたい。
確率分布の序盤は、ほとんど確率のお話なので、確率が苦手な人は少し抵抗があるかもしれません。
しかし、実際に数学Aがある程度理解できている人にとっては、問題なく理解できます。
むしろ、数学Aで学ぶものより簡単にも思えます。
さて、入りはこの辺で、実際どんなことができるのか話していこうと思います。
期待値、二項分布、正規分布や色々難しい言葉が出てきますが、何ができるようになるの?
これを今回お話していきたいと思います。
興味がわかないと、やる気も出ないですからね~♪
母集団の分布に関しての調査がすごい!
皆さん、いきなりですが、、、
何かを調査するときにアンケートを取ったり、調査対象から一部抽出したりして、調べたりしたことは一度はあるのではないでしょうか?
この時、思いませんでした?
このアンケートって意味あるの?一部を調べただけで、全体がわかるの?
って。
例えば、テレビでよく見かける街角アンケート。「男女100人に聞きました~」みたいなやつ。
どれほど信用していいの?なんて思ったりしませんか?
全体から無作為に抽出したもの(標本と言ったりする)を調査することで、
おおもとのデータがどんな分布をしているのかが確率的にわかるとしたらどうですか?
少しのデータから、全体が見渡せる気がして、ワクワク♪してきませんか?
もちろん、「確率的」にというところがポイントではあるのですが、実際にそういった「推定」と言われることができるようになるんです。
高校数学でも「標本平均から母平均推定」「標本比率から母比率推定」など、
抽出したデータをしらべることで、おおもとのデータの平均や何かしらの割合が推定できちゃうんです。
そんなことができるとしたら、これからの「データを見る目」が変わると思いませんか?
これからの時代に必要なスキル
これから情報化社会では、データを正確に読み取る、データを正確に扱うことが必須になってきます。そのうえで、「確率分布」という単元はとても大事になってきます。
実際に、数学Ⅰに「データ分析」が導入されて、共通テストでもどんどん出題されています。
特に理系の方に関しては、大学の2次試験の問題に、確率分布に出てくる関数をイメージさせるような問題もちらほら出題されるようになってきています。
「確率分布」「統計学」が重要視されているということです。
独学でも学べる参考書の紹介
今回、「確率分布」が役に立つよ!文系でも使うときがくるんだよ!って
主張してきましたが、実際には学校の授業では教えてくれないということがあろうかと思います。
なので、独学でも比較的読みやすく、理解しやすいものを今回紹介させていただこうと思います。
中学レベルからはじめる!やさしくわかる統計学のための数学 [ ノマド・ワークス ] 価格:2,420円 |
内容は、中学生でも理解できるというのが売りなだけに、
本当にわかりやすく、最初は統計学で使う確率の基本から書いてあり、気づいたら高校の確率分布の内容が終わっていた!くらいの読みやすさです。
他の統計学の参考書より多少分厚い(1.5センチくらい?)と思いますが、字の大きさも程よく読みやすくなっております。
高校生でなくとも、統計学を最初からやり直したいという方にも是非読んでもらいたい参考書となってます。
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